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熊本電鉄のLRT化を考える
「熊本電鉄のLRT化と市電との結節」に関する公開質問状の
回答公表にあたって(2006.11.02)

「熊本電鉄のLRT化と市電との結節」に関する公開質問状の回答公表にあたって

2006 年 10 月 30 日
「熊本電鉄のLRT化と市電との結節」を考える熊本市民の会(準備会)
代表・荘野 亮
熊本市上通町5−20−613

 

私たちは、熊本市の街づくりや熊本都市圏の全体的な発展に欠かせず、緊急な課題でもある熊本電鉄のLRT化と市電との結節問題を中心に、熊本市及び熊本都市圏の交通問題に取り組んできたものです。

 この立場から、私たちは来る 11 月 12 日投票の熊本市長選の 4 名の立候補予定者の方に「『熊本電鉄のLRT化と市電との結節』に関する公開質問状」を提出しましたが、その回答が届きましたので、ここに公表いたします。

 残念ながら 4 名全員からの回答はいただけない結果となりました。選挙が間近に迫った中での取り組みであり、私たちの準備不足や力足らずもあったと反省するとともに、選挙でお忙しい中にご回答いただいた立候補予定者の方には心よりお礼申し上げます。

 いただいた回答内容をまとめたものは下記の通りであり、そのまま公表いたします。回答の形式やニュアンスにはそれぞれ差がありますが、東海としてその評価はいたしません。今回の公開質問状提出の目的は、その回答結果によって特定の候補者を推薦・支持するのではなく、広くこの問題に対する市民・有権者の関心を高め、投票への参考にしていただくことにありました。

 今回の熊本市長選は「盛り上がり」に欠けるとの意見が多く聞かれます。熊本電鉄のLRT化と市電との結節問題や熊本市及び熊本都市圏の交通問題は市民生活に最も密着した問題であり、その実現や達成の速度は熊本市及び熊本都市圏の将来に大きくかかわります。これを機会に、この問題に関する候補者間の議論がさらに具体的に深まり、市民・有権者の関心が高まることをもって、熊本市長選がいっそう意義深いものになることを私たちは心より願っております。

 

※熊本電鉄のLRT化と市電との結節」に関する公開質問状

1.あなたは「熊本電鉄のLRT化と市電との結節」を積極的に推進されますか? 該当するものに○をしてください。またコメントがあれば、簡潔にご記入ください。

(A) 推進する   (B) 積極的な推進はしない   (C) その他

2.前問で (A)と回答された方だけお答えください。

前記の事業費は 120臆円とも言われており、その実現には関係自治体の一定の負担も必要と思われますが、熊本市としての財政支援をされますか? 

(A) 財政支援する   (B) 財政支援はしない   (C) その他

3.同じ鉄路である熊本市電もLRT化や延伸などの課題が指摘されています。市電を幹線として活用した交通網の整備をすすめますか? 

(A) すすめる   (B) 急いではすすめない   (C) その他

4.熊本市も参加して「熊本都市圏郡市交通マスタープラン」が 2001年に、さらに「熊本都市圏都市交通アクションプログラム」が2003年にまとめられ、熊本電鉄の市電との都心部結節や、市電の延伸を含めた熊本都市圏の総合的な交通体系の整備が構想されていますが、私たち市民にはその進展が実感できません。どのような問題や課題があるのか、また熊本都市圏における公共交通や交通網の整備に関してのお考えをお聞かせください。

ご回答ありがとうございました。下記に日付とサインをお願いいたします。

2006年10月 日          お名前 〔          〕


回答内容(回答到着順に記載)

◆本田良一さん
「今回の質問状の回答については報道機関の公開討論の質問に答えておりますのでご了承くださいませ」

◆佐藤達三さん
「熊本市の公共交通体系を考えるうえで鉄軌道の果たす役割は非常に大きいものがあり、熊本駅、新水前寺駅、上熊本駅等における公共交通機関の結節は大きな課題であると認識しています。

 ご質問の熊本電鉄のLRT化と市電の結節については、市民をはじめと試験住民の利便性の向上につながるものと考えますが、そのための手法として単に鉄軌道を延伸し市電と熊本電鉄を結ぶことが最適かどうか十分に検証する必要があると思います。

 具体的には熊本電鉄の利用実態や今後の需要予測を踏まえ、他の手法も含め幅広い視点から検討すべきであると考えます。

 また、市電については熊本の貴重な財産であり、今後とも重要な公共交通機関としてその利用を促進するとともに観光資源としての活用も図りたいと考えております。

 したがって、LRT化や延伸については熊本都市圏における市電とバスの役割分担を考慮した上で検討する必要があります。

 さらに熊本都市圏における総合的な交通体系、特に公共交通や交通網の整備については新幹線開業を睨み、早急に取り組まなければならない課題であると考えています。

 このため、バスの共同運行会社を設立し、利用しやすいバス網を構築するとともに、ICカードの導入による市電やバスの乗り換えの簡素化を図るなど公共交通機関の利用を促進いたします。

◆幸山政史さん
1.あなたは「熊本電鉄のLRT化と市電との結節」を積極的に推進されますか? 該当するものに○をしてください。またコメントがあれば、簡潔にご記入ください。
(※HP上では該当するものは赤字になっています)

) 推進する   (B) 積極的な推進はしない   (C) その他

熊本電鉄線は、熊本都市圏北部の貴重な公共交通軸であり、市電との結節については、沿線利用者の利便性向上はもちろん、熊本都市圏の交流強化につながるものです。

 LRT化を含めた方策については、国の支援制度の充実が図られているこの機会を逃さないような取り組みが必要であり、合志市と連携し、国や県、更には中心市街地、沿線住民をはじめ、多くの都市圏住民並びに経済界等の幅広い参画を求めながら取り組みたいと考えています。

2.前問で (A)と回答された方だけお答えください。

前記の事業費は 120臆円とも言われており、その実現には関係自治体の一定の負担も必要と思われますが、熊本市としての財政支援をされますか? 

) 財政支援する   (B) 財政支援はしない   (C) その他

 本事業は、沿線利用者の利便性向上はもとより、事業者の収支向上や中心市街地の活性化、熊本都市圏の交流強化、県土の環境保全に資するものであり、関係者との十分な協議の上、応分の負担は必要だと考えています。

3.同じ鉄路である熊本市電もLRT化や延伸などの課題が指摘されています。市電を幹線として活用した交通網の整備をすすめますか? 

) すすめる   (B) 急いではすすめない   (C) その他

市電については、観光面などの活用も期待し、更なる利用増進と利便性向上のため、東部方面の延伸や新水前寺駅地区でのJRとの結節、均一料金の試行など、今後とも積極的に取り組まなければなりません。

 バス網再編については、既に取り組んでおりますが、熊本都市圏における利用者の利便性を第一に、効率的な運行が可能となる見直しが重要であり、都市間・拠点間の幹線的路線の見直し、鉄軌道の結節点を基点としたバス再編などの検討も進めます。

4.熊本市も参加して「熊本都市圏郡市交通マスタープラン」が 2001年に、さらに「熊本都市圏都市交通アクションプログラム」が2003年にまとめられ、熊本電鉄の市電との都心部結節や、市電の延伸を含めた熊本都市圏の総合的な交通体系の整備が構想されていますが、私たち市民にはその進展が実感できません。どのような問題や課題があるのか、また熊本都市圏における公共交通や交通網の整備に関してのお考えをお聞かせください。

平成15年6月策定の熊本都市圏都市交通アクションプログラムについては、本年3月時点での進捗状況を公表していますが、およそ160項目の施策の約3割が完了し、短期施策としている施策の5割強は予定どおり進捗しています。

 鉄軌道に係る施策は、道路交通及び交通事業との調整が必要で、国等関係機関の協議だけでなく、沿線住民をはじめ、関連事業斜塔、多数の関係者による合意形成を図り、県民市民の公共交通への理解と自動車からの利用癲癇という協力が得られて初めて進展し成果が上がるというものです。

 特に、複数の市町村にまたがる場合や、1日数万台の利用者がある道路を活用する場合は、合意形成に広範な検討が必要ですが、これらについても、積極的に取り組んでまいりたいと考えています。

 また、九州新幹線開業を睨み、本市並びに熊本都市圏、更には、熊本県域全体の浮揚を図るため、政令指定都市を実現し、九州中央の拠点都市としての位置付けを確固たるものにしていくためには、都市圏における総合的な交通体系の確立が不可欠であり、中でも、利便性の高い公共交通網の再編は喫緊の課題であると考えています。

 九州新幹線の前線開業まであと4年半をきったところであり、公共交通網の再編に向けた基本方向として、既存のストックの効果的な活用を図るため、九州新幹線、鹿児島本線、豊肥本線などのJR線や市電などの軌道系を基軸として、機動性のあるバス網とのネットワーク化を図っていくことであると考えています。

 具体的には、都市交通アクションプログラムでも掲げられています熊本駅や新水前寺駅と市電との結節強化など、JR駅と市電との結節強化を図るとともに、このような鉄軌道の結節点を基点としたバス網の再編を進めていかなければならないと考えています。

 現在、バス網の再編や電鉄の都市結節、更には、市電延伸などについて、必要な調査・検討の実施や関係機関との協議を進めているところですが、九州新幹線開業後の都市圏の一体的な発展に向け、また、少子高齢化、環境問題への対応を図るために、更に、これらの取り組みのスピードを上げていかなければならないと考えています。

 今後、県、都市圏自治体、関係事業者はもとより、地元経済界や利用者である都市圏住民の幅広い参画を求めながら、公共交通を中心に位置付けた総合的な都市圏交通網を確立していきたいと考えています。

ご回答ありがとうございました。下記に日付とサインをお願いいたします。
2006年10月25日
お名前 〔幸山政史(自署・捺印)〕

◆中嶋啓子さん
回答がありません。( 10 月 30 日現在)


☆注記☆

上記の文章はすべて、準備会・荘野氏よりファックスにて受け取りましたので、ウェブ上に公開するためのデータ化作業は廣瀬が手打ちで行ないました。 
一字一句原文に忠実にデータ化しましたことを宣誓いたしますとともに、万一誤字脱字などが発生しておりました場合には、関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。   廣瀬賜代

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