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[2008/03/01]

第9回LRT市民研究会

 4年に一度の2月29日に行ないました第9回検討会は、50名近くの熱心な皆さんのご参加をいただいて、盛況のうちに終わりました。

 第一部の県交通総室長・小林豊さんのお話は、道路網の整備のほか、鉄道、空路、海上路など、交通総室が担当している県の交通行政を俯瞰的に紹介し、その現状と課題をご説明いただきましたが、あれだけ広範な仕事にたった十数人の室員で取り組んでいるなら、室長とのアポ取りに苦労するのも当然だなと思ってしまいました。

 県知事選立候補予定者への公開質問状の回答もお配りしましたが、「公共交通問題を県政の最重要課題の一つに位置づけるか」という質問について、5名の立候補予定者は全員「位置づける」とのこと。

 ならばまずは、担当する交通総室の組織の拡大・充実などの体制強化が急務でしょう。
 新県知事さん、よろしくお願いしますよ。

 私がいちばん興味深かったのは、金沢市の取り組みの紹介です。
 熊本市と同じように、新幹線の開業に向けての公共交通網の整備に取り組んでいる金沢市は、公共交通の活性化についての条例制定などを行ない、積極的な施策を展開しているそうな。

 熊本市議会は、状況が似ていて先進的な取り組みが多い金沢市に、これまで何度も行政視察に出向いていますが、この件もぜひ勉強されて参考にして欲しいです。

 第2部は私もパネラー席に座らせていただいてのシンポジュームでしたが、「電鉄のLRT化事業について、県の立場はどうなのだ」という坂本学長の問いかけに対して、小林室長は、「熊本市や合志市のグランドデザイン(まちづくり)に深くかかわる問題であり、県が強く口出しするのは筋が違うように思う」と答えられました。

 その熊本市も合志市も、いまだ煮え切らない感じなので、県の指導に期待したんですが、言われてみれば「なるほど」です。
 また、ご自身は熱心なLRT推進派の室長が、県の立場に縛られて身動きが取れない口惜しさも感じました。

 参加者の元市議から、武蔵塚駅を作ったときは「星子市長の鶴の一声」が話を決めたとの紹介もありましたが、いまは時代が違いますしねえ・・・

 前回の研究会で、九州整備局の大塚課長から、「住民の声」が重要な役割を担うというハッパ掛けがありましたが、私はむしろ、住民の合意形成をリードする、百年の計に立った『地域交通政策』の提案と推進が必要だと思っています。金沢市のような、ね。

 それをやるのが『地方政治』だと思うんですけどねえ・・・各首長ならびに議員諸氏は、どうお考えなのでしょうか。

 


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